この3月に転出された遠藤不比人氏が編者のひとりとして本(論文集)をお出しになった。
>遠藤不比人ほか編『転回するモダン──イギリス戦間期の文化と文学』.研究社,2008年.
巻頭の「はじめに」を遠藤氏が「編者を代表して」お書きになっている。
みると、日本ヴァージニア・ウルフ協会創立30周年記念出版とある。
そんなハレの舞台の初っ端にそういうふうに登場するわけだから、やっぱりしかるべきちゃんとしたかたちで地歩を築いてきたわけだ。
どこかの誰かとはおおちがい(面目ない……)。
もともと精力的にいろいろな仕事をこなしているのは存じ上げていたが、転出後はよりいっそうパワフルにその活動を展開なさっているご様子。
(野球のピッチャーにたとえていえば、いわゆる地肩がめちゃくちゃ強く、こちらが中5日でしか投げられないところ、平気で中2日でいけるだけなく、短期決戦なら4連投くらいしてしまう……そんな感じか。)
著書や翻訳書など本の刊行という点でもきっとこれから快進撃をくりひろげていくはずで、編者とはいえ、そのひとつがこれであることはまちないないと思う。
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もうひとり元同僚のお仕事。
高山宏氏がこのところずっと紹介に尽力しているバーバラ・M・スタフォードの翻訳書をまたお出しになった。

バーバラ・M・スタフォード『実体への旅──1760年‐1840年における美術、科学、自然と絵入り旅行記』.高山宏訳.産業図書,2008.
でかい。
版型はA4くらいで、660ページを超えている。
図版がたくさん入っているとはいえ、いわゆる美術書でもないのにこんなに大きな本というのはちょっと記憶にないかもしれない。
モノとしての本の威力というのがあると思うが、これは現物を手にしてみれば相当なものがあることがわかる。
転出後は、このところできなかった自分の仕事をこなしていきたいとおっしゃっていたが、本というかたちで最初に出したのがこれというのはさすがというほかない。
いろいろ話は聴いているが、このあとどういうものがどういうふうにつづいていくのか、とても楽しみ。
今回は元同僚おふたり(取り上げたのは刊行順)だが、知っている方々がこうしたいい仕事をしていると、やはりとても刺激になる。
転出後にこういう成果がかたちになっている……、ということは最初にすべきことは(以下、省略)。
